月岡温泉
月岡温泉(つきおかおんせん)は、旧北蒲原郡豊浦町(昭和の大合併前は旧本田村)
だったのですが、2003年の市町村合併で、現在は新発田市となっています。
大正時代、国内で石油需要が高まり、一帯では油田掘削が盛んにおこなわれていました。
月岡もその一つとして中小企業を中心に掘削が行われていたが、
鑽井からは石油ではなく、大量の温泉が湧出し石油を断念、その後それを利用して
本間周三郎が代わりに湯小屋を整備したのが始まりであるとされています。
その当初は、自分たちで炊事をするようなスタイルで今も自炊の宿は残っています。
戦後、瀬波温泉(この瀬波温泉も石油試掘の温泉)と共に新潟の奥座敷として急速に発展を遂げるようになり、
県内有数の行楽温泉として知られるようになりました。
【公共交通】
JR東日本羽越本線・白新線 新発田駅1番バスのりばより新潟交通観光バス
「【循環】月岡・新発田営業所」行で約30分
羽越本線 月岡駅よりバス・タクシーで約10分(上記月岡循環線も月岡駅を経由)
白新線 豊栄駅南口より新潟交通観光バス「【急行】月岡温泉」行で約25分
自動車
日本海東北自動車道・豊栄新潟東港ICより約20分
磐越自動車道・安田ICより約20分
川端康成の『雪国』をモチーフに笹倉明が書き下ろした小説『新・雪国』の映画撮影がこの温泉で行われた
含食塩硫化水素泉
源泉温度は50度。
温泉は湯船でエメラルドグリーン色を呈する
磐梯熱海温泉、いわき湯本温泉とともに「磐越三美人湯」に数えられる。
硫黄成分濃度の高さが有名で、その含有量は万座温泉に次ぐ日本で2番目の含有量だそうです。
【近隣施設】
■月岡カリオンパーク
月岡温泉の西北の丘陵地にひろがる緑豊かな美しい公園。
総面積12万4千?に広がる広大な敷地内にはカリオンパークのシンボル
「カリオンタワー」をはじめカリオンホール、カリオン文化館、四季の杜などがあり、
四季折々の自然に囲まれてのんびりと散策するのにぴったりな場所
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■月岡温泉共同浴場 美人の泉
新発田市月岡 TEL:0254-32-1365
営業時間:10:00-21:00(11-3月は20:00まで)
定休日:火曜日
泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物泉、循環
場所:月岡温泉市街を迂回するバイパス沿いにある共同浴場。
料金:大人500円、子供300円で入浴。タオル持参。
泉質:月岡温泉源泉協同組合からの配湯。
硫黄分は濃厚。実際の湯は淡緑色透明、薄い塩味と強い苦味があり、硫化水素臭が強い。
肌にツルスベ感がある。ごくわずかに油膜が浮かぶ。
月岡の源泉を気軽に味わうには便利でよい場所です。
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■月岡温泉 ほうづきの里
新発田市月岡727-1 TEL:0254-32-1110
営業時間:9:00-19:00(10-3月は18:00まで)
定休日:月曜日、年末年始
泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉、50℃、掛け流し・循環
場所:月岡温泉のカリオンパークにあります。
料金:大人600円、子供300円。タオル持参
泉質:湯は月岡温泉の源泉をふんだんに使っており、黒い湯の花が漂います。
源泉100%の掛け流し。
源泉温度は50度。含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉、
透明だが強烈な硫化水素臭を発し、薄い塩味と苦みがある。
金属は真っ黒になるのでご注意を!
日本一の月岡温泉は硫化水素の含有量を楽しむ気分なら良いのではないでしょうか?